放送プロデューサーのデーブ・スペクターは4日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演。鳴り物入りで第2次米トランプ政権に入った実業家のイーロン・マスク氏が、近く政権から離脱する方向になったことをめぐり、マスク氏がとってきた手法を厳しく批判した。
テスラ社CEOなどを務め経営者でもあるマスク氏は、トランプ氏支持を表明した昨年の大統領選時から言動が物議を醸してきたが、巨額の資金でトランプ氏を支え再選の論功行賞もあり、新設の「政府効率化省(DOGE)」を事実上率いてきた。しかし、政府組織の廃止など理不尽なリストラに政府職員が猛反発し、政権幹部とのあつれきも露呈。最近はトランプ政権の「アキレス腱(けん)」となっていた。
米ニュースサイト「ポリティコ」は2日(日本時間3日)、トランプ氏が近く政権の要職から退任させる方針を周囲に伝えたと報じ、マスク氏はX(旧ツイッター)で「フェイクニュースだ」と否定したが、トランプ氏は3日(同4日)、報道陣に対し、マスク氏は数カ月ほどで政権から離脱するとの見通しを示した。
番組では、トランプ氏の発言を含めてマスク氏の問題を伝えた。コメントを求められたデーブは「マスク氏は批判を浴びているわけですが、今の政権にとっては迷惑もいいところだ」と指摘。「(トランプ氏は)本当は今週にでも辞めてもらいたいでしょうが、お互いのメンツもあるので、5月ごろでしょうけど」とも述べた。マスク氏はもともと、年間130日の勤務が可能な期間限定の「特別政府職員」で、早ければ5月下旬にも任期を終える見通しだったが、その前に退任する可能性もある。
テスラ車が燃やされるなど、マスク氏への反発はテスラ社にも重大な影響を及ぼしている。デーブは、マスク氏が手掛けた政府組織や職員削減の強引な手法を念頭に「これは失敗ですよ。むちゃやってはいけないんです」と批判。「節約、削減などはいいと思うし、合理化も歓迎されている。過去の政権もやってきたが、このやり方は人権そのものを無視しているし、いいことはひとつもない」と、ばっさり切り捨てた。

