群馬県元前橋市長の山本龍氏(66)が9日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。市職員の既婚男性とラブホテルで面会した問題が浮上し、小川晶前市長が11月27日付で辞職したことに伴う市長選(来年1月5日告示、12日投開票)に出馬しないとした。
山本氏は今回の不出馬発表のため、記者会見を実施。「前橋市長選への不出馬を表明いたしました。この問題の報道以来、私への励ましの声を頂き有り難うございます。しかし、私は別の方向へ進むことになりました。期待に応えられず悔しく思います。『刷新の為』という言葉がいい訳になるだけですが、これが私の責任であるとも考えています」と書き出した。
「何よりも伝えたいことは『前橋の政治は前橋に暮らす皆が決める』と言うことです。今回の私たちが直面しているこの選挙。この市長選挙は『出直し選挙』であり、現体制を継続するのか? 刷新するのか?が問われています」と投げかけた。
そして「市長自身も認めている『誤った行動』によって市民の心の中に不信が生じ、多くの疑問や不満が市役所に寄せられ、市民も市職員も疲弊しました。社会が分断し対立が生まれ、結果として政治への信頼が大きく損なわれてしまいました」と指摘。
「そして市議会はイデオロギーや政党の垣根を超え、議会解散をも恐れずに前橋を立て直すために、辞職勧告や、不信任を準備し、出直し選挙に至りました。この間、山本龍が果たすべき役割は何かを考え続けてきました」と記述。
「すでに複数の方が立候補の意向を示しています。この状況で私が立候補すれば、刷新を求める力が分裂する。だからこそ私が出馬を見送ることで、刷新へ向かう力が一つにまとまるきっかけになればと願っています。これが私の判断であり、私の前橋に対しての責任であると申し上げて報告とさせていただきます」と締めくくった。
昨年の市長選では保守地盤で自民、公明両党推薦の山本龍氏は大差で小川氏に敗退していた。
小川氏をめぐっては9月下旬に男性職員との面会は認めたが、一貫して男女関係は否定。続投の意欲を見せていた。市議会7会派は小川氏が辞職しないとみて、11月27日に招集の前橋市議会定例本会議で、市長の不信任決議案を提出する予定だったが同25日に辞職願を提出。同27日の市議会で全会一致の同意を受け、同27日付で辞職した。
小川氏は辞職前の同14日、地元コミュニティーFMの生放送番組で、不信任決議案が可決されて自身が辞職か失職を選択した場合、出直し市長選には立候補する意向を示していた。同27日の辞職後には、次の市長選について、支援者と相談したいとして出馬を否定していない。

