英国のヘンリー王子(41)が、トランプ米大統領の北大西洋条約機構(NATO)を巡る「アフガン紛争で前線から少し離れたところにとどまっていた」との発言に反発。「私はアフガニスタンに従軍した。そこで生涯の友人ができた。そして、そこで友を失った」と述べ、怒りをあらわにした。

2020年に英王室を離脱したヘンリー王子は、2006年から10年間英陸軍に所属し、2度アフガニスタンに派兵されている。

トランプ大統領は22日、米FOXニュースのインタビューでNATOについて「われわれが必要とすることがあった時、NATOがアメリカを助けてくれるのか確信できない」と疑問を呈し、「NATOを必要としたことは1度もない。彼らには何も求めていない。アフガニスタンに部隊を少しは派遣しただろう。確かに送ったが、彼らは前線から少し離れた後方にとどまっていた」と述べてNATOを批判した。

この発言を受けてヘンリー王子は23日に声明を発表し、「2001年にNATOは歴史上初めて、そして唯一、第5条を発動した」と述べ、9月11日に起きた米同時多発テロの後にNATOの相互防衛条項に従って、アフガニスタンにおいて米国と共に戦ったと反論した。(千歳香奈子通信員)