藤井聡太棋王(23)が2期連続で増田康宏八段(28)の挑戦を受ける将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第2局が21日、金沢市「北國新聞会館」で行われた。
午前9時から始まった対局は、開幕局を落とした後手の藤井が劣勢の中盤で増田の攻めをうまくしのいで反撃。午後6時52分、114手で勝って、対戦成績を1勝1敗の五分とした。第3局は3月1日、新潟市「新潟グランドホテル」で行われる。
終局寸前、脇息(きょうそく)に左ヒジを置いた増田が、左手でほおづえをついた。力なく玉を6筋から5筋へと逃げるが、藤井は逃さない。息切れした感じで投了した。
矢倉の出だしから序盤は、増田がペースをつかんだかにみえた。中盤ねじり合いとなったが、決め手が見えない。最後は攻めが切れた。「うまくいったと思いました。午後から角を切って激しくなった。自然に指したつもりが、攻めていった手順がどうだったか。何が最善かがよく分からなくて、中盤の攻め合いでもっと落ち着いた順を指さなければいけなかったと思います」と振り返った。
これで改めての3番勝負。「後手番なんですけど、作戦を用意してまた臨みたいと思います」。第1、第2局と藤井を苦しめた指し回しに注目だ。

