中道改革連合や立憲民主党の現職議員、元職らが参加した新たな政治団体「護憲リベラル共生(略称ゴリラ)」が19日、東京都内で設立会見を開く。18日、関係者への取材で分かった。
いずれも今年2月の衆院選に中道から立候補し落選した川内博史氏(64)、阿部知子氏(78)、平岡秀夫元法相(72)らが参加する見通し。阿部氏、平岡氏はすでに中道を離党している。
設立宣言では「日本国憲法の尊重」をうたい、憲法9条の堅持やジェンダー平等社会の実現、長子による皇位継承を可能にする皇室典範の再改正などの基本政策を発表する予定という。別の関係者によると、設立時の参加者は、20人規模になる見通しだという。
衆院選直前に立民と公明党の衆院議員が合流して結党された中道は、衆院選で公示前の167議席が49議席にまで激減する大惨敗を喫し、特に立民出身者の多くが議席を失った。中道の小川淳也代表は立民、公明の参院側の合流をめぐり、3党協議の結論を8月末までに得たい考えで、水面下での調整が続いているとみられる。ただ、立民側には中道への合流に否定的だったり慎重論を唱える議員も多く、合流の見通しは厳しいと見る向きもある。
今回の「ゴリラ」設立は、中道合流に向けた3党協議が進む中での動きでもあり、今後、新たな野党再編につながるきっかけとなる可能性も取りざたされている。
一方、永田町では、「護憲リベラル」のイメージと、いかつい「ゴリラ」という名称のギャップが、早くも話題になっている。18日の定例会見で「ゴリラ」の動きについて問われた国民民主党の玉木雄一郎代表は、「どういう政治団体でも、志を同じくする人が集まって何かことをなそうとすることは、尊い試みだと思うし、注意深く今後の推移を見守りたい」と述べた。その上で、「『ゴリラ』というのはなかなか面白い名前。獰猛(どうもう)な感じもするし、ゴリラとクジラがいっしょになって『ゴジラ』になったということなので、『ゴリラ』は強い感じがしますよね」などと評した。

