簗和生農相は3日、衆院選で自身を応援しなかった首長がいる自治体の道路予算をカットしたと発言したことを巡り、記者団から改めて見解を問われたが「個人の政治活動に関すること」だとして再び説明を避けた。公明党の岡本三成代表は記者会見で「自分が好きか嫌いで税金の配分を考える国会議員は多分いない」と述べ、発言を問題視した。
簗氏は熊本地震の復旧・復興状況を調査するため熊本県宇城市を訪れ、記者対応する機会を設けていた。
記者団から、発言が問題視されていると指摘されると、被災地の状況を踏まえ「私の個人としての政治活動に関することは、きょうは発言を控えさせてほしい」と述べた。質問を重ねようとする記者団に対し、事務方が「視察に関係ないことは控えてほしい」と制する場面もあった。
簗氏は2日午前、農相としての閣議後会見で「大臣就任前の活動についてはコメントを控える」と繰り返した。同日夕に一議員として国会内で会見を開き、発言を認めた上で「誤解を招くような言いぶりだった」と釈明した。辞任は否定した。(共同)

