13年から牝馬限定で争われている2歳特別の小町特別。ローレル賞の約1カ月前に組まれ、南関東所属馬のステップレースのように行われてきたが、21年までは17、18年を除いて大井所属馬が出走できない条件になっていた。23年からトライアルになり、昨年は大差で圧勝した浦和のアンジュルナがローレル賞も制覇。ここにきて本番に向けての注目度が増している。12日に川崎1500メートルで争われた今年は川崎のゴールドモナコ(高橋宏、父サンダースノー)が6馬身差の圧勝で優先出走権を獲得した。

これでデビューから無敗の3連勝。新馬戦で1400メートルを逃げ切ると、同距離の2戦目は外から先行して馬なりで抜け出した。今回は道中を内で我慢。能力試験から手綱を取る古岡騎手は「どこでも力を出せる。2歳なのに上手に回っているなと。しっかり勉強してくれて助かります」と位置を問わないレースぶりを絶賛する。4角で外に出されると末脚が爆発。「ためてはじけるので、いいものを持っていると思います」。直線で見せた瞬発力は素質の高さの表れなのだろう。

勝ちタイムの1分36秒5も昨年を上回る。高橋宏師は「今回は負けてもいいから内の番手で砂をかぶせてという指示。こちらが出した要求にすんなり応えてくれる馬はなかなかいない。時計も勝ち方も優秀。これでローレル賞を意識できるようになりましたけど、その先も見据えながら、とにかく無事で。それで結果もついてきてくれれば」。本番は川崎1600メートル。今度はどんな競馬を見せてくれるのか。無事に11月12日を迎えてほしい。【牛山基康】