2番人気だった芦毛の王者オメガパフューム(牡7、安田翔)が力を見せつけた。道中は後方をゆったりと進み、勝負どころからパワフルに伸びると、ゴール前で1番人気グロリアムンディをとらえた。

統一G1・5勝馬だが、JRA重賞も3勝目。この後は上半期のダート王決定戦、帝王賞(統一G1、ダート2000メートル、6月29日=大井)へ向かうことになりそうだ。

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3~4コーナーの中間にあるラスト600メートル地点、後ろから4頭目にいたオメガパフュームは満を持して動きだした。馬群の外を回ってのロングスパート。59キロを背負っていても王者の末脚は衰えず、先に抜け出していた4連勝中のグロリアムンディをゴール前でとらえた。

検量室に戻ってきた横山和騎手は「やっぱり強いわ」とにっこり。勝負どころで追い出しを遅らせたことについては「自分が焦ってはいけないので、オメガパフュームを信じて乗った」と振り返った。

ダート界のレジェンドホースだ。年の瀬に行われる大井の東京大賞典(G1)は18年から21年まで4連覇。19年には帝王賞も制しておりG1通算5勝。鞍上は「乗っていて楽しかった」とその背中を味わった。

昨年の東京大賞典がラストランとなる可能性もあったが、衰えがないことから現役を続けている。日頃から調教に騎乗する安田翔師は「乗った感じ、力は変わらない。ただ、状態が良くなっていく時に、その良くなり方に年齢を感じる」という。アンタレスSを走ったことは、春の目標である帝王賞へ向けていい刺激となったことだろう。G1・6勝目へ、視界は良好だ。【岡本光男】

◆オメガパフューム▽父 スウェプトオーヴァーボード▽母 オメガフレグランス(ゴールドアリュール)▽牡7▽馬主 原禮子▽調教師 安田翔伍(栗東)▽生産者 社台ファーム(北海道千歳市)▽戦績 24戦11勝(うち地方12戦5勝)▽総収得賞金 7億2598万8000円(うち地方5億2525万円)▽主な勝ち鞍 18年シリウスS(G3)、18~21年東京大賞典(G1)、19年帝王賞(統一G1)、20年平安S(G3)▽馬名の由来 冠名+香水。母より連想