石川県能登地方で5日午後2時42分ごろ、強い地震があった。

震度6強を観測した珠洲市で引退競走馬の牧場を営む角居勝彦元調教師(59)は「(人馬とも)大丈夫です。水道管が破裂しているくらいで、周りはそれほどの被害が見えていません。火事も無さそうです」と現状を伝えた。

角居氏は21年3月にJRAの調教師を引退した後、故郷の石川県に住み、天理教の布教所を継ぐとともに引退馬支援の活動を続けている。近年は同地方で多くの地震が発生しているが「揺れはするけど、動じない強さが村にはあります」と、周辺住民の精神力に感心していた。