秋華賞トライアルのローズS(G2、芝1800メートル、17日=阪神、1~3着に優先出走権)の追い切りが13日、東西トレセンで行われた。

上がり馬を迎え撃つオークス4着馬ラヴェル(矢作)は、坂路でパワーアップした走りを見せた。単走でしまいだけ気合をつけられ4ハロン50秒8-12秒8と自己ベストを更新。道中は行きたがる面こそ見せたが終始、力強い脚さばきが目立った。

またがった福岡助手は「予定より少し速くはなりましたが、動きは活気がありました。ある程度は負荷をかけたかったですし、真っすぐに走れていた。これだけの時計で動けるということは、状態がいい証しだと思います」と、背中から改めて成長を実感した。

今春までは体もきゃしゃだったが、ひと夏を越してシルエットも大きくなった。「春と調教のメニューは大きく変えていないですが、今は体が減らなくなっている。食べているものが実になりだした感じですね。夏を越して精神的にも、肉体的にも成長してくれています」。順調にいけば、オークス時の馬体重444キロから“2桁増”でレースに臨めそうだという。

何と言っても、2歳秋のアルテミスSでは現女王リバティアイランドに唯一の黒星をつけている。「あとは折り合いだけですが、そこはジョッキー(坂井騎手)も分かってくれているので」。リベンジの舞台に向け、ここで弾みをつけたい。【奥田隼人】

◆ローズSのオークス出走組 秋のトライアルは春のクラシック組VS夏の上がり馬の構図が注目されるが、ローズSは前者に分がある。過去10年でオークス組(出走取り消し含む)は【7 2 3 37】で勝率14・3%。そのうちオークス4着以内は【4 1 1 4】で勝率40%、5着以下は【3 1 2 32】で勝率7・9%。今年のオークス最先着4着のラヴェルには心強いデータだ。