夏の中京開幕を飾るのは、サマー2000シリーズ第3戦の小倉記念(G3、芝2000メートル、11日)。今年は舞台を替え、真夏の尾張決戦となる。

約2年半ぶりの白星を狙うのは、屈腱炎での長期休養明け2戦目となる5歳馬ヴェローナシチー(牡、佐々木)。3歳時にはクラシック路線でも善戦した素質馬が、得意の中京施行も追い風にカムバックVを目指す。

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屈腱炎を克服した1勝馬ヴェローナシチーが、待望の2勝目&重賞タイトルを狙う。3歳時には京成杯3着、京都新聞杯2着など重賞で好走し、菊花賞(12着)にも出走した逸材。同時期には、22年有馬記念2着馬ボルドグフーシュや、今年の中山金杯を制したリカンカブールにも先着した。

古馬での活躍も期待されていたが、4歳となった昨年3月に右前の屈腱炎が判明。1年半の休養を余儀なくされたが、前走のテレQ杯(8着)で復帰した。佐々木師は「どうしても期待してしまう1頭だったからね。屈腱炎になって、最先端の手術もして、脚元は今のところ全く問題ないよ」と万全を伝える。

長期休養明けの前走をたたき、状態は確実にアップ。1日の1週前追いでは坂路で4ハロン52秒3-12秒2を楽々とマークした。師は「馬なりで動けていたし、体も少しずつ締まってきた」と良化に笑顔。再飛躍の秋に向けて「この後は少し休ませたいし、ここは目イチに近い仕上げでいくよ」と勝負の一戦だ。

阪神競馬場の改修に伴う開催変更により、例年と異なる“中京での小倉記念”が追い風となる。中京では3歳時に京都新聞杯2着、白百合S2着と好走。師は「左回りも走れているし、中京開催というのもいいね。一生懸命に走る馬で、切れる脚はないけど長く脚を使えるタイプ。3歳時にはめちゃくちゃ強いメンバーを相手に走っていたし、楽しみだよ」と期待。真夏の中京でアツい、アツい復活劇だ。【奥田隼人】