ケンタッキーダービーのレース中に制限回数を超えるムチの使用を行ったとして、勝利したソヴリンティのジュニオール・アルバラード騎手(38)に対し、6万2000ドル(約900万円)の罰金と2日間の騎乗停止処分が科されることが決まった。レース中にHISA(競馬の公正確保と安全に関する統括機関)が定めた制限回数6回を超える8回の使用が確認され、ケンタッキー州競馬委員会が決定したと、「ブラッドホース」電子版が9日、伝えている。
現地時間3日のレース後の会見では、アルバラード騎手は回数制限超えを認めた上で、「そのときは気付きませんでした。とても大きなレースなので、頭の中はいっぱいですから。10馬身差がついていたわけではなく、私は1番人気馬(ジャーナリズム)のすぐ後ろにいて、そのときにやるべきことをやるしかありませんでした。(リプレイを見た後は)回数をオーバーしてしまったのはわかりましたが(レース中は)そんなことを考える余裕はありません。アメリカ最大のレースに勝ちたかっただけです」とコメントしていた。過去のムチ使用違反も考慮され、加重制裁となったことで、日本円で約900万円という大きな代償を払う結果になった(ブラッドホースによると、アルバラード騎手の代理人はすでに控訴中であると説明している)。
この報道に対し、X(旧ツイッター)ではファンから「6回を数えられないなら騎手になるべきじゃない」「HISAを支持する」「良かったよ。罰金を科すべきだ」という厳しい声が上がる一方で、「ジョークだろ」「悪いジョークだ」「バカげている」「ジュニオールは素晴らしい騎乗だったし、ムチを乱用したわけではない。1、2回多く振られたくらいで、どんな意味がある。あの素晴らしいダービーの後なのに」「なんてひどい。騎手に6万2000ドルも罰金を科すなんて」「バカげている、米国で今年最大のレースだぞ」とアルバラード騎手を擁護する声も数多く上がっている。

