14年から始まった有馬記念の公開枠順抽選会で伝説となっているのが、蛯名正義騎手(現調教師)の「3年連続大外枠」だ。
14年にオーシャンブルー、15年、16年にマリアライトで16頭立ての大外16番枠。オーシャンブルーは16着、マリアライトは4、10着だった。15年はマリアライトを管理する久保田師が最初にクジを引いたが、まさかの大外枠に決まり、場内が騒然となった。
外枠が不利とされる中山芝2500メートル。外枠に決まった馬のジョッキーは一様に暗い顔になるが、3年連続の大外枠に決まった16年の抽選で蛯名騎手は「何かそういうものを感じます」と余裕を漂わせた。
武豊騎手と同期で、エルコンドルパサーとコンビを組み、フランスの凱旋門賞で2着に入った日本を代表する名手。有馬記念は01年に3番人気マンハッタンカフェ、07年に9番人気マツリダゴッホで制し、00年には13番人気ダイワテキサスで3着。鬼気迫る騎乗で多くのファンを魅了した勝負師の“大外枠伝説”も公開枠順抽選の名シーンとして、多くのファンが記憶している。

