落馬負傷で戦列を離れていた幸英明騎手(50)が、明日31日の京都で復帰する。シルクロードS(G3、芝1200メートル、2月1日=京都)ではオタルエバー(牡7、中竹)とタッグを組む。

不運が続いた。昨年8月に落馬で右足かかとを骨折。11月8日に復帰したが、同22日京都3Rで落馬し肋骨(ろっこつ)10本、右鎖骨など複数箇所の骨折と肺挫傷で3カ所の手術を受けた。

「搬送されている時は『死ぬのかな』と思いました」。痛みと息ができない苦しみにさいなまれた。「このままやめようかという気になりました」と現役続行への思いが揺らいだ。

家族と仲間がエールをくれた。騎手候補生の長男大斗(ひろと)さんからは「来年デビューするまで乗ってほしい」と伝えられた。浜中騎手の呼びかけでジョッキーやバレットからの寄せ書きも届き「もう1回頑張ろうと思いました」。再びステッキを取る勇気となった。

オタルエバーの最終追い切りに騎乗し「前回勝った時(25年5月鞍馬S)はレース前に気合を入れて奮い立たせたら頑張ってくれたので、今回も気合を入れようと思います」。大けがを乗り越えた“鉄人”がいよいよ戻ってくる。