第14回冬季パラリンピック・ミラノ・コルティナ大会が6日夜(日本時間7日未明)、開幕した。2月の五輪閉幕後に米イスラエルの攻撃を受けたイランは、選手団が安全に渡航できないとして不参加が決定。ウクライナ侵攻を続けるロシアと同盟国ベラルーシは国を代表する形での出場が認められ、反発するウクライナなど7カ国は政治的な理由により開会式の選手の出席を見送った。
分断と混乱が加速する国際情勢を映し出し、10日間の雪と氷の障害者スポーツの総合大会が始まった。
1976年の第1回冬季パラから50周年の節目を迎え、イタリアでの開催は2006年トリノ大会以来、20年ぶり2回目。三つのエリアに競技会場が分散する広域開催となる。開会式は世界遺産ベローナ市街にある古代ローマ時代の円形闘技場で行われ、聖火はミラノとコルティナダンペッツォの2カ所の聖火台に同時に点火された。
コンディション調整を理由に選手の式典欠席を決めた国も多く、国際パラリンピック委員会(IPC)によると、大会に出場する全55の国・地域のうち、選手の入場行進参加は約半数の28にとどまった。
日本はパラアイスホッケーの中村俊介(39)と福西朱莉(35)=ともに東京アイスバーンズ=が行進。国旗や国歌の使用が可能となったロシア選手団も登場した。国ぐるみのドーピング問題も起こしたロシアの国旗がパラで掲げられたのは14年ソチ大会以来。
600人以上の選手がエントリーし、参加国・地域数、選手数とも史上最多。6競技、79種目で争う。日本選手団は海外開催の大会では最多の44選手を派遣した。(共同)

