来年の東京パラリンピックを目指す日本のトップ選手たちが、本番会場で人馬一体の演技を披露した。

2人出場のグレード3は強化指定選手の稲葉将(25=シンプレクス)がカサノバ号に乗って得点率67・059で優勝した。稲葉はピエノ号でも2番目の63・667をマークした。

5人が参加したグレード4は元JRA旗手の高嶋活士(27=コカ・コーラボトラーズジャパンベネフィット)とケネディ号が62・833で優勝。グレード2はリオデジャネイロ・パラリンピック代表の宮路満英(63=セールスフォース・ドットコム)が64・242で制した。

グレード5では石井直美(55=サンセイランディック)が62・830、グレード1では鎮守美奈(45=コカ・コーラボトラーズジャパンベネフィット)が65・536をマークした。

◆パラリンピックの馬術競技 肢体不自由、視覚障がいの選手によって男女混合の馬場馬術として行われ、演技の正確性と芸術性を争う。個人戦の規定(チャンピオンシップテスト)と自由(フリースタイルテスト)に加え、団体戦も実施される。選手は障がいの程度によって5つのクラスに分けられており、数字が小さい方が障がいが重い。個人戦はクラスごとに順位を決定する。