G1グランドスラマーのレジェンド神山雄一郎(55=栃木)が、ライブ中継にゲストとして登場した。出演に先立って取材に応じ、先の西武園オールスターでG1初制覇を飾った同県の後輩・真杉匠にエールを送った。

神山はレースに臨むときと違って、笑みや冗談が絶えないリラックスモード。真杉が吉田拓矢マークから自力に転じて他を振り切ったシーンを思い起こし「真杉は良かった。あの形になれば優勝だよね」と言ってはうなずいた。

真杉とは日ごろ宇都宮バンクの練習で顔を合わせ、同じ配分になれば助言を送り続けてきた。その真摯(しんし)な姿勢を知るからこそ、辛口の言葉も飛び出す。

「今回は吉田の気持ちがすごかった。オレが吉田なら、前じゃなく、真杉の後ろを選んだもん(笑い)。真杉は今回はオマケ。自分の力で、自力勝負で、何回も何回も優勝をもぎ取ってほしい。あいつなりに一生懸命に練習しているようだけど、3個、4個、5個と(G1タイトルを)取るには、まだまだ練習が足りない。もっともっと上を目指してほしい」。そう話す口ぶりは自然と熱を帯びた。そして、うれしそうでもあった。まるで、ようやく自分の後継者が現れたかと思われるように、真杉へのメッセージが続いた。