【ヤマコウの時は来た!】
1予9Rは山崎賢人が勝って人気に応えた。スタートけん制から始まり、決して楽な展開ではなかったが、勝利者インタビューでは全く息が上がっていなくて驚いた。意気揚々とステージをあとにする姿が、人間山脈アンドレ・ザ・ジャイアントに見えたのは私だけだろうか…。
その飛ぶ鳥を落とす勢いの山崎とは対照的に、同期の南潤は壁にぶち当たっている。理事長杯も先行はできたが、河端朋之のまずい攻めにも助けられた。南の長所は、新人なのに大胆な攻めができたところにある。そこがうまくかみ合っていない。S級に上がって初の地元G3で決勝に勝ち上がったこともすごいが、自分がゴールまで持つ距離から冷静に仕掛けられる度胸に驚いた。
その勝負度胸が裏目に出たのが、今日対戦する清水裕友との一戦だった。サマーナイトフェスティバルの初日、人気となった南は清水に油断する形で敗れた。その後、まだリズムを取り戻せないでいる。あの時は南の9番車に対して、清水が8番車で挑戦者だった。ところが今日は南が6番車で清水が3番車。競走得点も逆転した。対戦相手は清水だけではないが、いま一度輝きを取り戻して欲しい。
このレースは味方の村上博幸が、運よく2番車をゲットした。1番車が守沢太志なので、自力型の中では有利に初手を選べる。和田真久留は仕掛けが早くないので、実質清水だけを警戒していればいい。駆け渋るのと、大胆な攻めは紙一重だ。ギリギリのラインで勝負する南に期待する。(日刊スポーツ評論家・山口幸二)






















