エボリューションはマティエス・ブフリ(24=オランダ)が順当勝ち。

 レースは打鐘で仕掛けた脇本雄太をブフリが追って番手すんなり。そのまま4角勝負で差し切った。ピストレーサーで走る競輪と違って、日ごろ競技で使っているカーボンフレームでのレース。ブフリは「国際レースでずっと戦ってきた。日本人選手に負けるわけにはいかない」と、強烈な自負があった。展開も向いた。「スタートから雨谷一樹、自分、脇本の並びだったから、この3人のレースになると思った」と読み通り。脇本の番手に入ってからも「早めに(番手から)仕掛けるとコーナーに入ってきつい。勝負は4角」とレースプランがドンピシャとはまった。

 V賞金82万円をかっさらったご機嫌のブフリは19日からの日本最終戦(伊東F1)に臨む。