吉田有希(20=茨城)は前回大垣の予選で4着。昨年9月にS級特昇してからF1戦では初めての予選敗退を喫した。5月大宮を捻挫で欠場したことも影響したのかと思われたが「気持ちの問題。2日目、3日目は修正して走れた」。その言葉通り敗者戦は1、2着で締めくくってみせた。

最近は別線の包囲網も厳しくなっていた。「大垣は自分にとって勉強になる開催だった。見直すことがけっこうあった」。特昇後が順調だった吉田にとっては予選敗退でも得るものは多かった。コロナ禍ということもあり3年連続で競技大会は中止に。「競技を楽しみにしていたけど…」。関東地区プロの1キロタイムトライアルを1分2秒262の好タイムで制した足を見せられないことを残念がっていたが、まずは初日の選抜5Rから。2日間しっかりとレースで力を出し切る。