【ウィニペグ(カナダ)13日(日本時間14日)=鎌田直秀】なでしこジャパン佐々木則夫監督(57)が、16日(同17日)の1次リーグC組第3戦のエクアドル戦で大幅に選手を入れ替える意向を示した。第2戦のカメルーン戦では先発メンバー5人を入れ替えたが、再び入れ替えてDF北原佳奈(26)ら、まだ出場していない選手を起用するつもりだ。決勝トーナメント進出決定から一夜明けて、チームはバンクーバーから第3戦の舞台となるウィニペグに空路で移動した。

 余裕を持って迎えるエクアドル戦だからできることがある。ウィニペグ空港に降り立った佐々木監督は、第3戦の選手起用について口を開いた。「決勝トーナメントに向けて、全員にW杯の空気を味わってほしい。GKを含めて、2試合に出なかった選手を使って、ということは想定している」と、出場機会のなかったメンバーに出番を与えることを示唆した。

 第2戦を終えて出場していないのは、右膝痛が癒えていないFW岩渕を除けばGK福元、DF北原、MF永里、田中の4人。「ここからの彼女たちのコンディションを見てからにはなりますが、ここまではいい準備をしてくれている」と言う。もちろん、「1位通過のために、しっかり戦っていきたい」と勝ち点9での突破が目標だが、カメルーンに0-6、スイスに1-10と大敗した相手との戦いを今後に生かさない手はない。

 12年ロンドン五輪の1次リーグ第3戦の南アフリカ戦でも主力メンバーを外し、控え組中心でスタートした。当時と状況は違うが「そういうアイデアもある」と話すなど、GK福元ら4人を先発起用する可能性もある。右膝痛からの復帰間近となっているFW岩渕は「決勝トーナメントで途中からがベスト」と、万全を期してエクアドル戦は温存する見通しだ。

 4年前は1次リーグ3試合で全て同じ11人を先発させた。今回は前回覇者としてマークされる中、2試合で8パターンの組み合わせを試した。

 勝つか引き分けで1位通過が決まる第3戦は、ここまで出た攻守の課題を修正する舞台にもできる。大幅な選手の入れ替えで、新たな組み合わせによる“化学反応”が起きるかもしれない。