6月7日のキリンチャレンジ杯シリア戦(味スタ)と同13日のW杯ロシア大会アジア最終予選イラク戦(テヘラン)に臨む日本代表の海外組合宿が1日、千葉県内で行われた。

 午前練習はFW原口元気(26=ヘルタ)とFW乾貴士(28=エイバル)の2人だけだったが、午後からMF本田圭佑(30=ミラン)が合流し、12人が参加。乾は右足首痛からの回復を優先させるため午後の練習を欠席した。

 本田は別メニュー調整だったが、DF吉田麻也(28=サウサンプトン)らフィールド選手10人は5対5のミニゲームなど1時間半にわたって練習。吉田が接触プレーで左膝を痛めて倒れ、ひやりとする場面もあったが、すぐに立ち上がりフルメニューをこなした。吉田は練習後「大丈夫です」と問題ないことをアピールした。

 MF加藤恒平(27=ベロエ・スタラザゴラ)が新戦力として加わり、吉田は「より競争が活性化されるだろうし。王道ではない道からはい上がった選手が結果を出せば、新しい道もひらけるし、そういう道で頑張っている人の目標にもなる。ただ、(代表は)日本でのトップの所。自分でつかみとっていかないといけないポジション」と話した。吉田は22歳で代表入りし、今では代表の常連でもある。「密にコミュニケーションをとってやっていかないといけないし、自分もそういう立ち位置にいるのは自覚している。いいサポートができれば」とベテランの自覚を示した。