銅メダルの栄光から半世紀、メキシコ五輪(メキシコ・オリンピック)50周年記念パーティー「アステカの奇跡から東京へ」が21日、都内のホテルで行われた。

釜本邦茂氏(74)杉山隆一氏(77)ら68年メキシコシティ五輪で3位になった日本代表メンバーが出席。350人の出席者が50周年を祝い、20年東京五輪でのメダル獲得を目指す日本代表の森保一監督(50)を激励した。

メキシコ五輪代表チームは選手18人のうち8人が故人となったが、この日は小城得達氏(75)を除く9人が集結。当時の白黒映像を見ながら50年前の快挙を振り返った。釜本氏は「引退した後、社業で重役になろうかと思ったが、普及のために働くことを決めた。これからも普及に関わる活動を続けていきたい」とあいさつした。

ゲストとして招待された森保監督は壇上で釜本氏から励まされ、花束を渡され「みなさんの期待にこたえて、金メダルをとりたい」と、銅メダリストを前に金メダル獲得を宣言。「メキシコのチームは『ファミリー』だったという。それは今も同じ。個がチームになって力を出すのは変わらない。みなさんの言葉に励まされました」と、レジェンドたちに感謝していた。