日本代表MF香川真司(30=ベシクタシュ)が生かして生きる。24日、国際親善試合キリンチャレンジ杯ボリビア戦(26日、ノエスタ)に向けて同所で練習を行った後、取材対応。22日のコロンビア戦で積極的にシュートを放った若手をほめると同時に、彼らの特徴を生かす働きを自身の新たなテーマに掲げた。

香川が何度も口にしたのは「生かす」という言葉だった。22日のコロンビア戦では後半20分から途中出場し、MF中島、南野、堂安の「三銃士」と初めてピッチに立った。結果無得点で敗れたものの、「シュートのスキルが高いので、どんどん狙っていくべき。その中で『決めてやる』って自信を持っているやつが上に行くと思う」と、積極的にゴールを狙った若武者たちの姿勢をたたえた。

その上で自身に課したのが、そんな若手を生かす働きだ。香川にも19歳と若くして代表デビューし、中村俊輔ら先輩たちのアシストを受けながら成長してきた過去がある。「初めてやる選手もたくさんいるし、そういう選手をうまく生かしながらやっていくことが求められていると思う。必ずチャンスを仕留めて、常にチームに有利な状況を作れるようにやっていきたい」。成功体験を積ませながら若手を育てることが、自身の生きる道にもなる。