日本代表MF乾貴士(30=アラベス)が、26日の国際親善試合ボリビア戦で(ノエスタ)で先発する可能性が高まった。1月のアジア杯UAE大会ウズベキスタン戦以来で、昨年7月のW杯ロシア大会ベルギー戦以来のゴールを狙う。

非公開練習後、取材に応じ「勝つことしか考えてへん。真ん中ばかりではきつくなるので、サイドが重要になる。1人では突破できないので、チームとして、いい関係を意識して崩していければ」と攻撃の形を思い描いた。

先発すれば、トップ下の香川真司、1トップの鎌田大地、左サイドバックの安西幸輝と連係することになる。「真司とはずっとセレッソでも、自分が代表に入っている時は代表でも一緒にやってきた。感覚を合わせる部分を明日も出していければ」「幸輝や大地が出れば、最初は分からないけどしっかり合わせていけるようにしたいし、良さを引き出して上げたい。幸輝も初先発するとしたら緊張すると思うので、もうベテランですし、助けてあげたい」と思いやった。その後も安西に関する質問が集中。良さについて聞かれると「攻撃的な選手だと今回の合宿でやっていて思った。ただ、サイドバックは守備が重要なので。そこも助けてあげられれば」と話した。

後輩を立てる中で最後は危機感も口にした。「明日の試合でアピールできなかったら、明日が最後(の招集)になってもおかしくない。ただ、そこだけ考えすぎずに楽しくやりたいなと思います」と締めた。