サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランク7位)はW杯1次リーグ第3戦でイングランド(同3位)と対戦し、0-2で敗れた。

2試合連続のフル出場で前線で奮闘したFW岩渕真奈はチャンスを多く作りながらの敗戦に「ゴール前までいけたシーンは後半、特に多かったですけど、結果に表れているように決めないと勝てないので。イングランドは数少ないチャンスで決めてきて、やっぱり強いチームってそうだと思います」と振り返った。

この日は各選手が選手の距離感の悪さを反省点に挙げた。岩渕は「前を向けても味方がいなかったりとか、やっぱり距離感が遠いと自分たちは何もできないというか、自分たちのサッカーは距離感が近い方がいいので、前半は正直もったいなかったなと思います」と唇をかんだ。

それでも1勝1分け1敗の2位で決勝トーナメント進出を決めた。この結果については「間違いなく前向きな材料だと思います」と前を向き「本当に次、相手がどこであろうと勝つしかない」と力を込めた。

この日の試合では、ここ2試合で右MFを務めていたMF中島依美がMF杉田妃和と共にボランチを務めた。中島は監督からの指示について「サイドチェンジだったり、たくさんボールを受けてボールに絡むという感じです」と明かした。選手間の距離については「自分が守備に気を取られすぎて、後ろのポジションにいってしまっていた」と反省。ここから中5日で迎える決勝トーナメント1回戦に向けて気持ちは切り替えており「下を向かずに前向きに決勝トーナメントに向かいたい」と顔を上げた。