22年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選の組み合わせ抽選会が17日、アジア・サッカー連盟の本部があるマレーシアの首都クアラルンプールで行われた。

日本(FIFAランキング28位)は、F組にキルギス(同95位)タジキスタン(120位)ミャンマー(138位)モンゴル(187位)と入った。

 

抽選後、森保監督が都内で取材対応した。一問一答は以下の通り。

 

-組み合わせを見た率直な感想は

そうですね。対戦相手ではなくて、次のカタールのW杯に向けた戦いが始まるんだなという気持ちでいます。

 

-アジアでの戦いについて気をつけたいことは

まずは、どこと対戦することになっても、相手のことをリスペクトして敬意を払った上で、我々は、自分たちが持っている力を100%発揮することが大切。勝ち抜くことはもちろんですけど、チーム、個人のレベルアップもできるようにしっかり戦いたい。

 

-タイの監督に西野前監督が就任し、カンボジアは本田選手が実質の監督を務めている。同じ日本人として、彼らとアジア予選を戦うことについては

今回の予選グループには入ってないですけど、また最終予選に向けて勝ち上がってきてもらって、そこで対戦できるように。そうなればいいなあと思います。

 

-中央アジアとの対戦が多い。どれほど情報の蓄積があるか分からないが、地理的な部分など対応が必要では

対戦する時の環境がすべてイメージできるわけではないんですけど、時差があったり気候の違いがあったり。アウェーに行く前後、日本との環境の違いがある中で、力を発揮するのは難しい中での戦いになる。持っている力を100%発揮できるように、しっかりとした準備をしていきたい。

 

ポット2のキルギスは昨年の親善試合で対戦している(4-0で勝利)。親善試合と公式戦では違うと思うが、対戦したことのあるチームと戦うことのプラスマイナスは

キルギスとは去年、親善試合で対戦しましたが、その時の結果が次のW杯予選に反映されるほど軽く思ってはいない。ホームであれアウェーであれ、厳しい戦いが待っていると考えて最善の準備をしなければいけない。ただ、我々が勝つために戦うという気持ちは持って戦いたいと思います。結果的に見れば、キルギスには完勝と思われるかもしれないですけど、組織的にはしっかりしたチームでしたし、個々のフィジカルの強さもある。非常に難しい戦いになる覚悟はしています。

 

-現役時代に対戦したことのある国は

ありません(笑い)。ないですね。ただ、選手時代であれ監督としてであれコーチ時代であれ、対戦のあるなしにかかわらず、相手は我々に対して研究してくる。そこをしっかり上回っていけるように、対戦相手以上に、いい準備をしたいなと思います。