日本は、この年代で多用している3バックでスタメンを組んだ。バルセロナMF安部裕葵(20)が2列目左に入り、攻撃をリードした。

試合開始から積極的に攻めた日本は前半5分、DF中山雄太(22=ズウォレ)が、右45度からのFKを左足でゴール左隅に直接決めて先制した。同16分にはMF旗手怜央(22=順大)が左からのクロスを右足ダイレクト、1分後にはFW前田大然(22=マリティモ)が右足、さらにその2分後には再び旗手が右足で得点を重ねた。同28分にはMF安部が自ら得たPKを右足で決め、前半を5点差で折り返した。

後半6分には初選出のMF東俊希(19=広島)が、右サイドからFKを直接決め、6点目。森保監督は後半12分に安部ら3人をベンチに戻し、初選出FW一美和成(22=京都)らを投入した。メンバーが3人入れ代わり、やや攻撃の精度が落ちたのか、攻め続けるも、なかなかゴールにはつながらない時間帯が続いた。それでも左右を揺さぶりチャンスをうかがい、後半37分に左からのクロスを中央で一美が左足で合わせてデビューゴールを決めた。さらに後半43分にはMF三苫薫(22=筑波大)が追加点。オリンピック(五輪)イヤー前の最終戦を森保ジャパン最多の大量9得点で締めた。