森保日本オーストリア合宿中止か 欧州で感染再拡大

サッカー日本代表が11月中旬に予定しているオーストリア・グラーツ合宿が、中止になる可能性が出てきた。

新型コロナウイルスの感染者が欧州で再び増えており、オーストリアも直撃を受けているため。同国は今年3月に記録した1日最多感染者数1050人を今月初旬に超え、日々最多を更新中。20日には初めて1日2000人を超えた。1日3万人を記録したフランスなどと比較すると少ないが、オーストリアは人口900万人で、大阪府とほぼ同じ。今後、同国への入国規制が厳しくなることも考えられる状況だ。

日本代表はグラーツにて、11月13日にパナマ、同17日にメキシコと親善試合を予定している。日本協会関係者は「今後、オーストリア政府が厳しい入国制限を発表する可能性もある。日本がダメかもしれないし、日本からの入国はOKでも、パナマやメキシコからの渡航は許可されないことも考えられる。いろんな可能性があるので、他の選択肢も含めて準備している」と話した。

可能性があるのは主に以下の5パターン。(1)オーストリアで合宿し、パナマ、メキシコとも試合する(2)オーストリアで合宿し、近隣のクロアチア、ハンガリーなど東欧の国で試合を行う(3)東欧の国で合宿し、同地でパナマ、メキシコと対戦する(4)東欧の国(もしくはオーストリア)で合宿し、他の試合相手(地元クラブを含む)を探す(5)欧州合宿を中止する。

現在、東欧の国はやや入国規制が緩いが、欧州クラブに所属する日本人選手が、その地から再び自分のクラブに戻った時に一定期間の隔離などの措置を受ける可能性もある。

今回も日本代表は、オランダ遠征同様、欧州組でのメンバー構成になる見込み。今月のアフリカ勢2試合に続き、普段はあまり対戦しない北中米カリブ海勢との2試合は、実りのある合宿になるはず。しかし、再び欧州を襲ったウイルスの影響で、予定変更を含め、最悪の場合には中止の可能性もある。