【龍仁(韓国)15日=永田淳】国内組の日本代表(FIFAランキング17位)の森保一監督(56)が、東アジアE-1選手権(韓国)に招集した全選手を起用した。26年W杯北中米大会の切符をつかむべく計15選手が代表デビュー。アピールが繰り広げられた中、GK早川友基(26=鹿島)DF綱島悠斗(24=東京V)FW中村草太(22=広島)が、開幕まで1年を切ったW杯行きを予感させるパフォーマンスで、メンバー滑り込みの期待感を高めた。
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第2戦までに、初招集の14人とMF望月が代表デビューを果たした。過去にも今大会で初舞台を踏んで代表に定着した選手は多数おり、22年の前回大会では、ともに3ゴールを挙げて得点王となったFW町野とMF相馬が、同年のW杯カタール大会のメンバーに入った。誰が続くのか。その可能性を高めたとみられる選手を、現地取材した記者の主観でピックアップする。
まずはGK早川だ。初出場となった12日の中国戦(2-0)では、決定機で好セーブを披露するなど完封デビュー。「普段、自分がJリーグでやっていることをそのままやれた」と堂々たるパフォーマンスで評価を上げた。鈴木彩艶の存在は大きいが「まだまだ自分も伸びしろがあると思う。もっともっと成長していきたい」と意識を高め、好守を続けていけば、W杯の可能性は十分にありそうだ。
続いてはDF綱島。同じく中国戦で初出場し、3バックの右で奮闘した。188センチの長身で対人守備の強さを見せ、積極的な配球で攻撃面でも貢献した。ボランチからセンターバックにコンバートされて、まだ1年半。「相手をだまして(縦パスを)刺していくところ、前向きな守備ができるところに楽しさを覚えている」と積極的に取り組み、急成長を遂げた。ここからの1年で「数的不利でも完璧に守れて、攻撃に入っていくプレーを増やしていきたい。それをアベレージにしていく」と話す通りレベルアップできれば、明るい未来が待っているはずだ。
3人目にはFW中村を推す。今大会では途中出場でインパクトを残した。8日の香港との初戦(6-1)では、終了間際に急加速ドリブルで相手ゴール前に進み、DFに囲まれながらも冷静にシュートを決めた。
「自分の置かれた立場、自分の武器も含めて、そういったものは理解している」と役割を認識し、技術とスピードで推進力を与えられるアタッカーは、流れを変える存在として貴重だ。
前線以外、ウイングバックで使えるのも魅力。「ポジションとか役割が違っても、できる限り自分の武器や特長を出すようなポジショニング、関係性を意識したい」。どこでも持ち味を発揮できる柔軟性がチームの幅を広げることを証明した。前線の面々に割って入っていくのは簡単ではないが、今大会でのスーパーサブ起用は、本大会でもイメージできるものになった。
この3選手をはじめ、韓国でチャンスを得た選手たちが、どうW杯につなげていくのか。今後のJリーグでのプレーも注目される。

