マレーシアリーグ3連覇中のジョホール・ダルル・タクジム(JDT)が、初のACL本大会出場を逃した。

 就任したばかりのメキシコ人のベンハミン・モラ監督(37)はライセンス取得が間に合わず、マネジャー登録でベンチ入り。とはいえ水を運んだり雑用をするわけでもなく、通常通りピッチ前まで出て指揮を執った。

 モラ監督は「マレーシアにとって(ACL出場は)初めてのこと。悲しい結果になってしまったが、選手の頑張りには満足している。練習を積むことが唯一、我々をまたこの舞台に戻してくれる。私たちは頭を下げて、意気消沈することはない」と胸を張った。

 本拠地ジョホールバルは気温30度超だが、この日の会場は2度。奮闘したものの金星はならなかった。