清水エスパルスのブラジル人DFカヌ(31)が、リーグ戦2試合連続で先発出場する可能性が高まった。24日、今日25日のヴァンフォーレ甲府戦に向け、清水三保グラウンドで行われた非公開練習に参加。戦術練習で主力組のセンターバックに入ったカヌは、攻守で効果的なプレーを見せたといい、手応えを口にした。「コンディションは上がっている。最初は日本の速いサッカーに戸惑ったけど、もう慣れた」。

 DF犬飼智也(24)の負傷離脱で巡ってきた出場機会だが、前節アウェーC大阪戦(17日、1-1)では、ヘディングで何度もピンチを救った。小林伸二監督(56)も「浮き球には絶対に負けない。声もよく出ているし、自信を持ってプレーしている」と認めている。14位甲府との直接対決に向け、カヌは「引き分けはない。ホームで勝つしかない」と、今季ホーム初勝利を宣言した。【保坂恭子】