3年ぶりの3連勝を狙ったサガン鳥栖は、アウェーで柏レイソルと引き分けた。

 柏に何度も決定機を作られ、20本のシュートを浴びるも2試合ぶりの無失点に抑えた。好守を連発したGK権田修一(28)は「冷静に相手のドリブルにしっかり対応できた。普段の練習の成果」と振り返った。後半ロスタイムに柏が2人退場となったことについては「残り時間が少ないこともあって、チャンスを生かせなかった」とし、「9人になったことで、チームが甘い雰囲気になってしまった。(自分たちが)上を目指すためには、こういう試合をものにしないといけない」と反省を口にした。

 5日の清水戦で1ゴールを挙げ、この試合も先発したMF福田晃斗(25)は「鳥栖らしく、しっかり守れていたかな」と試合全体を総括した。「2連勝で迎えた試合だったので、負けていないということが次のマリノス戦にもプラスなると思う」と前を向いた。

 マッシモ・フィッカデンティ監督(49)は「ゴールしなければならないようなチャンスが前半に多く見受けられたのが残念。柏が非常に良い状態で来ていたなかで、選手たちは勝つためによく戦ってくれたと思います」とコメントした。