清水エスパルスMF金子翔太(23)が自身初の「バースデー弾」を誓った。1日は静岡市内で行われた非公開練習に参加。今日2日のアウェー・サンフレッチェ広島戦で23歳の誕生日を迎える金子は「ゴールをこじ開けたい」と自信たっぷりに話した。

 節目の一戦で結果を残してきた。当時J2だった16年は、最終節の徳島戦で決勝ゴール、チームをJ1昇格に導いた。昨季は4月のアウェー川崎戦でJ1通算2万ゴールを記録。今季も3月の仙台戦でクラブのホーム通算650得点目を決めている。「僕は有言実行タイプ。得点もアシストも決めたい」。対する広島は11試合でリーグ最少の5失点を誇るが、ゴールへのイメージはできている。

 今季はここまで5得点。既に自身のシーズン最多得点(4得点)を更新している。「次は2桁を狙っていきたい」と新たな目標も掲げた。得点以外でも3アシストを記録。得点数も含めると、チーム総得点(14得点)の半分以上が金子の足から生まれている。「自分がチームにとって欠かせない存在になりたい」。エースとしての自覚も芽生えた23歳は、祝砲を挙げてチームを4年ぶりの3連勝に導く。【神谷亮磨】