神戸ビジャ継ぐ藤本「ラッキーボーイ」新国立1号

  • 神戸対鹿島 前半、2点目のゴールを決める神戸FW藤本(撮影・河野匠)

<天皇杯:神戸2-0鹿島>◇決勝◇1日◇国立

新国立の事実上の初得点はヴィッセル神戸FW藤本が決めた。1点リードの前半38分、相手クリアミスを左足で流し込んだ。前半18分の先制点もオウンゴールに訂正されたが、一時は藤本の得点と発表された。「ラッキーボーイです、最高です」と叫んだ。大分所属で迎えた今季開幕戦でも鹿島から2得点。昨夏の神戸移籍後も鹿島戦で得点するなどキラー健在だった。JFL、J3、J2、J1の4カテゴリーの開幕戦でゴールしてきた藤本は最後は日本一に。「自分がここまで来るとは、4年前は考えられなかった」。まさにシンデレラボーイだった。

昨年12月にビジャの引退セレモニーが開かれ、藤本が盟友の写真を掲げて式典を盛り上げた。その姿を見たビジャは翌日、スパイクにスペイン語で「ありがとう、ノリ(藤本)は僕の友達」と記し、藤本に贈ってくれた。「あれは僕の家宝。ピッチ内でもサッカー選手としての在り方を教わった」。日本とスペインでの友情物語は今後も続く。