カターレ富山は7日、GK榎本哲也(36)の引退を発表した。

神奈川出身の榎本は横浜の下部組織出身で02年にトップ昇格し、03年の開幕戦でトップデビューを果たした。同年のセカンドステージで優勝の懸かった最終戦のジュビロ磐田戦で先発し、前半に相手FWグラウとの小競り合いで一発退場したが、チームは逆転勝ちして完全優勝を果たした。榎本達也とポジション争いを続け、07年の榎本達の退団により背番号1を背負って守護神に定着。09年からは飯倉大樹の台頭で再び控えに回ったが、13年に定位置を取り戻した。17年に浦和レッズへ移籍後は西川周作の控えに甘んじリーグ戦では出場機会はなく、19年から富山でプレーしていた。

J1通算238試合、J3通算27試合。ACLにも12試合出場した。

榎本はクラブを通じ「カターレ富山から契約更新のお話や他クラブからオファーを頂きましたが、身を引く決断をしました。夢であったサッカー選手になるために全力でサポートしてくれた両親、自分の決断を尊重してくれ常に近くで支えてくれた妻、いつも全力で応援し続けてくれた娘たち、家族のサポートがあったからここまで頑張ることができました。ありがとう!」とコメントした。