清水エスパルスが新スタイルを披露する。15日は静岡市内のグラウンドで約1時間の非公開練習。今季最初の公式戦となる、16日のルヴァン杯川崎フロンターレ戦(午後2時開始、等々力)に向けて最終調整した。

昨年大会王者に真っ向勝負を挑む。今季はピーター・クラモフスキー監督(41)を迎え、攻撃的なスタイルの構築を進めてきた。4-3-3の布陣。従来のカウンター主体から大きく方針を変え、最終ラインからパスをつないで得点を目指す。指揮官は「(川崎Fは)前からプレスに来ると思う。ビルドアップの確認をした」と前日練習を振り返った。強豪相手でも信念を貫き通すつもりだ。「ポゼッションを保って主導権を握りたい。良いチームパフォーマンスができれば、結果はついてくる」と力を込めた。

MF竹内涼主将(28)は、ダブルボランチの一角での出場が濃厚。初戦を心待ちにしている。「ワクワクしている。内容や結果は当然だが、チャレンジすることが大切。準備したことを90分間やり続けたい」と意気込んだ。今季公式戦初戦を白星で飾り、「新生・清水」を確立するための足掛かりにする。【古地真隆】