サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が17日、Jヴィレッジ(福島・楢葉、広野町)で候補合宿4日目の2部練習を行った。

午後練習前には、Jヴィレッジのある楢葉町の松本幸英町長と広野町の遠藤智町長から高倉麻子監督へ贈呈品の授与も行われた。

楢葉町からは米とハンドソープ、広野町からはオレンジジュースとバナナが贈られ、高倉監督は「合宿初日から温かく迎えてくださり、選手も充実して過ごせています。この応援を背中に受けて頑張っていきたい」と話した。

午前練習では、ピッチでボランチやサイドバックからの前線への展開を確認した。ボランチのMF杉田妃和(23)は「大きな展開をする中で大事なところだと思うので、ひとつ奥を見る意識付けにはなった」と振り返った。

18日には仕上げとして欧米勢を想定とした筑波大の男子学生との合同トレーニングも予定。19日まで合宿を行い、3月5日からは米国でスペイン、イングランド、米国と対戦するシービリーブス杯へと臨む。

杉田は「海外選手にも通用する(展開力などの)手応えをつかめたらいいかなと思います」と意気込んだ。