自慢の左足に鈍りはない。北海道コンサドーレ札幌DF福森晃斗(27)がオンライン取材を受け、「今までずっと蹴り続けているので、感覚は忘れていないと思う」と自信を見せた。14日から自宅待機が続き、キックはできていない。4歳からサッカーを始めて、23年間で染み込んでいる感覚と精度はキープできていると力を込めた。

自宅内では、リフティングでボールの感触を確かめている。「感覚はずれないと思うし、サッカーの頭も悪くなったりはしていないので大丈夫」と頼もしい。多少のずれが生じても「それはピッチでプレーできた時に調整していけば問題ない」。通常の練習時でも日々感覚に変化は起こるため「いい感覚の日を思い出せるようにやるだけ」と構えている。

そのための体重管理も徹底する。毎日体重計に乗り、自転車型トレーニング器具を30分、汗をかくまでこいで増量を防止している。「バランス良く出してくれる」という愛妻料理も、食べ過ぎないよう我慢し、量を調整している。シーズンオフ中に体重が増加してしまった時の失敗は繰り返さない。

全ては練習や試合が再開した時にハイパフォーマンスを出すため。サッカーができないストレスとも闘う。「その分、外でできるようになったらそのストレスを一気に発散できると思うので、今はため込もうかなと思う」と心待ちにしている。【保坂果那】