J1は4日、2月23日の第1節以来、132日ぶりに再開する。昨季2位のFC東京はアウェー柏レイソル戦から再スタートする。新型コロナウイルスの感染者数が2日連続で100人を超える首都を本拠地とすることもあり、3日の練習後に取材に対応した長谷川健太監督(54)は「いよいよという楽しみと、不安というような、少し複雑な感情があります」と心境を率直に語った。チームでは練習時からクラブハウスにも導線を作って行動経路を統一するなど、できる限りの対策が続いている。

交代枠が5人になり、指揮官は終盤の戦い方に気を配る。連戦となる今季、疲労が出る終盤は得点が入りやすくなる。「フレッシュな選手が合わせて10人(入れる)。残り15分の攻防が激しくなる。墓穴を掘らないよう的確に(交代)枠を使えるか」。柏のネルシーニョ監督との名将対決は、手腕の見せどころになる。