柏レイソルのネルシーニョ監督が12日、14日の浦和レッズ戦に向けオンライン取材に応じ、FWオルンガの11月のケニア代表招集について言及した。

11月7日にはFC東京とのルヴァン杯決勝があり、11月9日と同17日にケニア代表はアフリカ・ネーションズ杯でコモロ代表との対戦が控える。

ネルシーニョ監督は「まず、オルンガが招集されるかどうかは定かではない」とし、現在、チームの強化ら関係者が窓口になりながら話を進めていることを明かした。指揮官は、代表チームでプレーすることは選手としての名誉であることを挙げた上で「レイソルにとっても彼は重要な存在なのは間違いない。彼と同じ特長、働きを持った選手はいない」とキッパリ。「彼が代表招集で不在になるのは、もちろん、あってほしくないと思う。現状は待つしかない」と複雑な心境を吐露した。

今後のリーグ戦で、オルンガ不在を想定した戦い方をするのかについて問われると「東京との決勝は11月。優先順位は目の前のリーグ戦の試合。1試合1試合の勝負をこれからも続けていく姿勢は変わらない」と話した。

リーグ戦は、川崎フロンターレが独走中。指揮官は「首位の勝ち点に並ぶのは現実的に厳しい状況だが、その他の順位を見たとき、ACL、天皇杯出場獲得がかかった順位争いになる。優勝以外に目標がある。その出場権をかけて1試合1試合準備をしないといけない」と、まずは上位に食い込むことを目標に掲げた。