中村俊輔らしく-。今季、19年の磐田在籍時以来となる背番号10をつける横浜FCのMF中村俊輔(42)が和歌山での1次キャンプ3日目の22日、オンラインで取材対応した。10番は日本代表や横浜、レッジーナでも背負ったなじみの番号。「自分の意思でつけたいというのがあった。覚悟です」と責任感を背負う。

昨季は故障の影響でJ1で10試合出場、無得点に終わった。6月に43歳となる元日本代表。「自分にしかないプレーをどんどん出していかないと」。芸術的なFK、唯一無二の左足からのラストパス…。「中村俊輔」だからこそのプレーをピッチで表現する。2月に54歳になるFWカズだけでなく、自身もゴールを決めれば、94年にジーコ(鹿島)がマークしたJ1最年長得点(41歳3カ月12日)を更新する。「1点だけでなく、もっとアシストもしないといけないし。欲はあります」。俊輔らしく、21年シーズンに挑む。