Jリーグと日本野球機構(NPB)は19日、第36回目となった新型コロナウイルス対策連絡会議を行った。

終了後のメディアブリーフィングでは、今夏Jリーグに加入する新規外国籍選手の入国について、既に査証発給の許可がおりているクラブがあり、まもなく入国の手続きに移行できることが明らかになった。

また、ウズベキスタンでのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)から帰国したガンバ大阪と川崎フロンターレから新型コロナの陽性者が出た件について、ゲノム解析で原因分析が行われていることも報告された。

Jリーグでは57クラブ中56クラブで、ワクチン接種スケジュールの見通しが立ったという。今後は、ワクチン接種の有無で濃厚接触の定義を緩和する可能性について、議論が行われる。

村井満チェアマン(61)は「国の医療行政の方針が政府から示されて、市区町村の保健所が(濃厚接触者を)定義するので、国の方針を待たないといけない。ワクチンを打ちたくても打てない人もおり、緩和策だけが先行することは、社会的な納得を得られない。この2つを前提に議論しようと確認したところ」と説明した。