J2藤枝MYFCが8日、藤枝市内で新体制発表会見を行い、チームも始動した。J2挑戦1年目の昨季は12位と健闘。今季は攻撃的スタイルに磨きをかけ、J1昇格を目指す。会見で須藤大輔監督(46)は「周りから何と言われようと、昇格しか考えていない」と力強く宣言した。

決意の表れだった。指揮官は始動の練習から熱血指導。ボールを使ったパス回しでは細部にこだわる意識を要求した。パスのわずかなズレも厳しく指摘し、「全ての面でレベルアップしなければJ1はない」と何度も強調。初日から10対4のパスゲームも実施し、ボールを使ったメニューで約2時間みっちり体を動かした。

今季のテーマはより攻撃的なスタイルで戦うこと。昨季リーグワースト失点だった守備の再構築は必至だが、須藤監督は「もっとみんなが驚くサッカーをしたい」と意気込む。GKや最終ラインの選手にも攻撃に関わる意識を浸透させ、常にボールを保持しながら攻め倒すスタイルで勝負するつもりだ。

12日からは裾野市内で3日間のミニキャンプを行い、新加入選手を含めたメンバーでチーム戦術の共有を図っていく。須藤監督は「内容と結果の両極を取れる編成になった。私自身も楽しみ」。今年はクラブ創設15年目の節目。J2参戦2年目の藤枝は進化した攻撃スタイルで悲願を目指す。【神谷亮磨】

 

○…今季は新たに10選手がチームに加入した。即戦力として期待が懸かるFW中島大嘉(21)は高さと強さを兼ね備えた大型ストライカー。始動初日には髪をクラブカラーに染めて登場し、「得点王を取りたい」と宣言した。札幌でキャリアをスタートさせ、昨季途中には名古屋に期限付き移籍。プロ4年目でJ2でのプレーは自身初だが、「ここで人生を変えにきた。藤枝の未来も変える1年にしたい」と力を込めた。