北海道コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵(30)が24日、札幌・宮の沢での全体練習に完全合流した。13日アルビレックス新潟戦(1-1)で左太もも裏に痛みを感じ、前半16分に負傷交代していた。張りがあったが、検査の結果大事には至らず、前節20日サンフレッチェ広島戦(1-1)は欠場するも、長期離脱を回避。この日、ミニゲームにも参加してフルメニューを消化した。次節27日ホーム湘南ベルマーレ戦(札幌ドーム)へ「いけます。大丈夫です」と、2試合ぶり復帰へ意欲を見せた。

節目の試合で今季初得点を狙う。自身のJ1通算200試合出場に王手をかけている。「200試合もできると思っていなかった。プロに入りたての時は、もしかしたら3~4年でクビになるかもしれないって思っていたので。いろんな人に支えられて」と、積み重ねた数字に感慨を深める。クラブのJ1ホーム通算300得点までもあと1点。「決めたいですね」と笑顔。19年6月22日サガン鳥栖戦(3-1)でクラブのJ1通算300得点を決めたストライカーが、再び記念ゴールを刻む。

湘南とは勝ち点6で並び、順位は相手が18位、札幌が最下位。お互い勝てば残留圏に浮上する可能性があり、「激しい戦いになると思うけど、ホームなので先制点を取って、2点、3点取れればいい」とイメージする。元札幌でチームメートだった湘南DFキム・ミンテ主将(30)とのマッチアップには「ミンテの癖は分かる」と自信を見せていた。【保坂果那】