徳島ヴォルティスジュニアが2年ぶり制覇。FCディアモジュニアとの決勝。第1ピリオド6分、苧漬川(おつけがわ)幹汰キャプテン(6年)が鮮やかな先制弾。第3ピリオド、ディアモの猛反撃を封じた徳島が四国王者の座を勝ち取った。優勝した徳島は、全国の強豪16チームが参加する決勝大会「JA全農チビリンピック2026」(5月3~5日、神奈川・日産スタジアムほか)への出場権も獲得した。

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右サイドから絶好のクロスボールが上がる。中央付近で受けた苧漬川キャプテンが右足一せん。鋭いシュートがゴールに吸い込まれる。第1P、鮮やかな先制劇に湧き上がるベンチと応援席。それに阿波踊りパフォーマンスでこたえる苧漬川。虎の子の1点を守り切った徳島ヴォルティスジュニアが、四国王者の称号を2年ぶりに手に入れた。

「この世代にとっては初の優勝。自信になったことでしょう。(第1日の)予選リーグは2試合とも1点しか取れていないし、PKで準決勝を突破できたのが大きかった」とほほ笑む行友(ゆくとも)監督に「うれしい、のひと言。粘り強く戦った成果が出た」と苧漬川も呼応する。

1カ月後に迫った全国大会に行友監督は「自分たちのテクニックが、どれだけ通用するかの舞台。一昨年は予選リーグで悔し涙をのんだだけに、1つでも多く勝利を重ねて成長につなげてほしい」と抱負を話す。苧漬川はチームを代表して「サイドからのクロスの精度を上げて、鋭く速い攻撃と粘り強い守備で全国舞台を戦い抜く」と前を向く。チーム名のヴォルティスは、イタリア語の「渦」と鳴門の渦潮が由来。持ち前のパワーにスピード、結束力で横浜の観客を“興奮の渦”に巻き込んでみせる。

○…FCディアモジュニアは悔しさだけが残る1点差ゲームだった。安慶名(あげな)監督は「第3ピリオドは勝負できていただけに…。相手どうこうより自分たちのサッカーができるかだったが」と振り返った。そして「初の決勝進出。現段階の実力は出せたのではないでしょうか」。一方、終了ホイッスルの瞬間、ピッチに突っ伏して涙を流した田辺誠キャプテン(6年)は「決定力の差。次こそは」と唇をかんだ。

 

準決勝以降の結果は、以下の通り。

▽決勝 徳島ヴォルティスジュニア1-0FCディアモジュニア

▽3位決定戦 UNITED SS 高松3-2FCreverseJr

▽準決勝 FCディアモジュニア2-0FCreverseJr、徳島ヴォルティスジュニア1-1(PK4-3)UNITED SS 高松

 

特別協賛の全国農業協同組合連合会から四国各エリアの副賞が贈られた。あいにくの荒天となった第1日の開会式では、全農愛媛県本部の武田孝二県本部長が「選手のみなさんは、元気な体作りのために国産の農畜産物をしっかり食べて、全国大会の地・横浜を目指して頑張ってください!」と、あいさつ。最終日の表彰式では、全農愛媛県本部の大家宏之管理部長が「POMポンジュース」「POM愛媛みかんストレート」「POM愛媛河内晩柑」を贈呈し、選手たちから歓声が上がった。

【副賞】

▼POMポンジュース、POM愛媛みかんストレート、POM愛媛河内晩柑(JA全農えひめ)

▼徳島すだち微炭酸「飲料」、ザすだち「飲料」、ザすだちカート缶「飲料」(JA全農とくしま)

▼ほんまもん麦茶、ほんまもん緑茶、おいでまい無菌パック(JA香川県)

▼おもち(JA全農)

〈主催〉日刊スポーツホールディングス〈後援〉日本サッカー協会〈特別協賛〉全国農業協同組合連合会〈協賛〉香川県農業協同組合、SFIDA〈主管〉四国サッカー協会、愛媛県サッカー協会第4種委員会