横浜F・マリノスの超新星、16歳MF三井寺眞が今度は「百年構想リーグ」覇者のヴィッセル神戸に挑む。
21日、横須賀市内のクラブ拠点でトレーニングの冒頭10分を公開。三井寺は翌日の神戸戦(午後7時30分・日産スタジアム)に向け、パス&コントロールなどのメニューをこなした。その表情は明るく、コンディションは良さそうだった。
トレーニング後は囲み取材に応じ、初めてプレーする本拠地・日産スタジアムへの意欲を口にした。
「やっぱり観客がいない(スタジアムの)中でもすごい雰囲気を感じましたし、その上にやっぱりサポーターとか入れば、すごいホームって感じがすると思うので、そこはメンバーに入ったら楽しみです」
開幕戦は鹿島とMUFG国立で戦い、先発出場から前半7分に先制点を決めた。さらにチームの2点にも絡むなど圧巻のデビューを果たした。足をつって後半16分で途中交代となったが、続く第2節のアウェー清水エスパルス戦はフル出場。こぼれ球から左足シュートを狙うも、わずかに外れて2戦連続得点とはならなかった。それでも最後まで攻守に走り続け、1-0の勝利に貢献。その立場をより固めた。
今回の3戦目も左FWでの先発出場が予想される。相手は今年半期の特別大会「百年構想リーグ」の王者。国内トップ選手をそろえ、攻守に高い強度を誇るJ1を代表する強豪だ。負傷や体調不良を抱えるFW大迫勇也、FW武藤嘉紀、DF酒井高徳は欠場しそうな見込みだが、他に控える選手もトップレベルだけに、チームはもちろん、三井寺自身にとっても現在地を測る上で絶好の相手と言えそうだ。
「相手はチャンピオンですし、すごくいい相手だと思う。もし自分にまたチャンスがあったら、チームのために全力で戦って、たくさん走りたいと思います」
16歳4カ月とあって、大人相手とあって球際でのデュエルには課題を残すが、スピードに乗ったドリブル突破には自身も手応えを感じている。
今季はJリーグとポケモンの30周年タイアップ企画の一環で、今回のゴー無試合は「ポケモンJリーグフェス」として開催される。
三井寺はポケモンへの関心を問われると「めっちゃくちゃ見ています」とニヤリ。「昔はめちゃくちゃリザードンがかっこいいなって思っていました」。リザードンは高熱の炎を吐くのが特長だ。
その三井寺は前節清水戦で鋭い弾道のシュートを見せた。まるでリザードンの炎を思い起こさせるような一撃だった。
「(シュートは)うまく合わせられたんですけど、結局枠に入ってなかったですし。やっぱりそこは枠に入れて決定的なシーンにもうちょいできたらなと思います」
神戸相手に武器とする“炎”は飛び出すか。16歳4カ月20日で迎える一戦で、今季2点目への期待が高まる。【佐藤隆志】



