「出るくいはたたく」のがアルゼンチンだ。初戦で初出場のアイスランドと対戦する。過去2度優勝の強国は、「新参者」にめっぽう強く、58年大会以降、10勝1分けと11戦負けなし。98年大会では日本もその洗礼を受けている。

 W杯の初戦は前回覇者として臨んだ90年大会のカメルーン戦で0-1と敗れているが、94年大会から6連勝中だ。

 注目のFWメッシ(30=バルセロナ)は、過去3大会に出場し、通算15試合5得点。06年3試合1得点(8強)、10年5試合0得点(8強)、14年7試合4得点(準優勝)。14年には主将として4ゴールを決めた。

 W杯でキャプテンマークをつけての得点数は、1位があのマラドーナ(アルゼンチン)で6得点。2位は5得点で、シャロシ(ハンガリー)、ゼーラー(西ドイツ)、ルンメニゲ(西ドイツ)、マテウス(ドイツ)の4人。メッシは、あと2点で同国の偉大な先輩の記録に並ぶことになる。

 アイスランドが初出場で初戦勝利となれば、02年のセネガルが前回(98年)王者フランスに勝って以来の「世紀の番狂わせ」となるが…。

 ◆放送 NHK 16日午後9時45分