マンチェスターUの新監督に就任したジョゼ・モウリーニョ監督(53)が5日、就任後初めて会見を行った。

 「ここは自分が望んだ場所だ。誰もがやりたい仕事だが、多くの者は(マンチェスターUの監督の)機会を得ることができない。しかし、私は手にした」と喜びを語った。

 ファーガソン元監督が退任してから3シーズンで優勝争いができていない。昨季もリーグ5位で、3シーズン中2度目の欧州チャンピオンズリーグ出場権を逃した。「責任の重さや期待の大きさ、受け継がれてきた伝統、そして私が来る以前にこのクラブに刻まれてきたことについては理解している。ファンが私に何を期待しているかもね。私はこのチャレンジを恐れてはいない。なぜなら、私のこれまでの10年の歴史は、常にビッグクラブでの絶大な期待とともにあったからだ」と自信満々に話した。

 また、昨季は大半がFWで起用されたが、シーズン終盤はMFでプレーした主将のルーニーについて「選手はキャリアを積むにつれてプレースタイルが変わる」と前置きした上で「今の彼はストライカーではないかもしれない。しかし、ゴールから60メートルも離れた位置でプレーする選手ではない」とコメント。フォワードやセカンドトップ、トップ下で起用することを示唆した。