1日の独紙ビルトは、9月30日にドルトムントが2-1でアウクスブルクを下した試合について、FWオバメヤンのPKを「横柄」と評し、一方で香川真司を高く評価した。

 同紙は以下のように伝えた。

 

 欧州CLでRマドリードに1-3で敗れたドルトムントはすぐにまた勝ち点3を手にした。ここまで5試合連続無敗だったアウクスブルクに勝った。今回はトップストライカーのピエールエメリック・オバメヤンの「おかげで」ではなく、「にもかかわらず」の勝利となった。

 2-1で迎えた後半35分、ドルトムントはPKを獲得した。キッカーのオバメヤンはチップキックでゴール中央を狙ったが、GKヒッツは中央から動かずにそのままキャッチ。横柄なPKとなってしまった。オバメヤンはそのほかにも決定機を決めきれなかった。

 だが、ドルトムントには日本人記録保持者がいた。前半23分、アウクスブルク守備陣のミスを突いてボールを拾ったオバメヤンからヤルモレンコを経由して香川へボールが渡ると、ダイレクトで気持ちのこもったループシュート。GKの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。ブンデスリーガ38得点とした香川は、岡崎慎司を抜き、日本選手単独トップとなった。

 先制点にも香川は関わった。香川のCKからペナルティーエリア内は混乱に。ヤルモレンコがヒールでゴールへ流し込んだ。ウクライナ代表のヤルモレンコは加入後ブンデスリーガ4試合で1ゴール4アシストと結果を残している。